| 【背景 〜IT部門が抱える課題〜】 |
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既存の商用ソフトウェアはライセンス&保守費用がかかり、ユーザー企業にとって重荷になっている。 |
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オープンソースを導入している企業の多くは、ソフトウェアの所有コスト、調達コストの削減を目的としている。 |
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| 【商用ソフトウェアに影響を与えるオープンソース】 |
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現在、IT分野のメインフィールドはデータベースやアプリケーションサーバだが、今後はCRM/ERPなどのアプリケーションへシフトしていくことが予想される。 |
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米国では、すでにJBossアプリケーションサーバが商用製品と肩を並べるシェアを獲得している。 |
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現在のオープンソースは研究者が開発していた一昔前のものとは異なり、ITベンダーの専任技術者が開発している。 |
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JBossは近年のオープンソースの代表格。商用ソフトウェアをも凌ぐほどのスピードで、先端的な技術を実装している。 |
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| 【いかにOSSを選別するか】 |
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米Ohloh社では、OSS(オープンソースソフトウェア)の選別に必要な情報を提供するサービスを開始。現在はβ版だが、プロジェクトのソースコードを解析して必要な情報を収集したり、コンスタントにOSSプロジェクトの情報を収集してユーザーに提供している。 |
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BRR(Business Readiness Rating for Open Source)は、米国カーネギーメロン大学、SpikeSource、Intel、O’Reillyがスポンサーとなって開発が進められている、OSS評価のための標準フレームワーク。企業ユーザーに対して、対象としているオープンソースが採用するに値するか否かの判断材料を与えることを目的としており、レイティングの結果は5段階で評価される。 |
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NRIでは、企業システム向けのOSSをレーティングした「NRIオープンソースマップ」を作成。24のOSSを2006年6月に公開されている情報をもとに、関連ドキュメントの量・種類、リリース回数、品質などの「成熟度」と、ウェブサイトでの関連用語登場回数、検索サイトでのヒット数などの「プレゼンス」という2つの軸でレーティングの上でマッピングした。具体的には「MySQL」「PostgreSQL」「JBoss ApplicationServer」「Apache Tomcat」などが、「成熟度」「プレゼンス」ともに高い。 |
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SugerCRMはコミュニティの支持を集めるオープンソースでE.piphany、Broadvisionなど、CRM関連ベンダーの幹部が設立。コア機能に絞ったフリーバージョンで、品質や使い勝手を評価してもらい、多機能な商用バージョンの購入によって利益を上げるビジネスモデルである。すでに190万回以上ダウンロードされた実績があり、最もユーザーの支持を集めているCRMソフトだといえる。 |
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これらに対し、商用ソフトウェアベンダーはオープンソースへの対抗策として、昨年末あたりから相次いで自社製品の無償版の提供を開始している。しかし、利用できるCPU数やメモリ容量に制約があることから、OSSに与える影響は少ない。 |
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IBM、Sun Microsystemsはともに、OSSをベースにした無償のアプリケーションサーバの提供を開始。あくまで有償版の下位バージョンと位置付け、さらに高機能・高性能な商用製品への移行を促すのが狙い。 |
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BEAは2006年4月に商用ソフトウェアとオープンソースを組み合わせた「ブレンドソリューション」を発表。Eclipse、Springなどオープンソースコミュニティで人気を集めるオープンソースを積極的に活用している。 |
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| 【急速な盛り上がりを見せるSaaS市場】 |
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SaaS(Software as Service)とは、ソフトウェア機能をインターネットを通じてサービスとして販売するモデル。ユーザーにとってのメリットは、メンテナンスやアップグレードへの手間がかからず、ソフトウェア資産を抱えずに済む点。 |
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SaaS市場を切り開いたのはSalesforce.com。1999年の創業以来、順調に顧客を獲得し、近年はSalesforce以外のアプリケーションとの統合にも力を入れている。 |
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従来のASP(アプリケーションサービスプロバイダー)の抱えていた「カスタマイズができない」「他アプリケーションとの統合が困難」「多数のユーザーからのアクセスに対応できない」といった問題をSaaSは解決している。 |
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SaaS形式でよく利用されているアプリケーションはERPとCRM。両者はオープンソフトウェアも盛んになってきており、今後は「SaaS」「OSS」「従来のソフトウェア(ライセンス)」間で競争の激化が予想される。 |
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SalesforceのTCO(Total Cost of Ownership)は、クライアントサーバー型CRMソリューションの10〜20%程度。オンデマンドサービスであるSalesforceでは、ソフトウェアやハードウェアの購入、インストール、維持管理、アップグレードなどが不要となる。 |
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1993年から2005年5月までの国内での出願をヒートマップで見ると、2000年まではアプリケーションが主な出願対象となっている。しかし、それ以降の出願はフラーレン自体の特性を対象としたものへ移行していることがわかる。 |
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SaaSモデルの採用はソフトウェアベンダーの市場評価へ直結。メリルリンチ、クレディスイスなどの米国の大手証券会社は、ベンダーのSaaS対応の有無をインデックスに組み入れている。 |
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Salesforce.comの成功やオープンソースCRMの台頭によって、従来のCRMベンダーはSaaSモデルでのサービス提供を余儀なくされることに。 |
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| 【ソフトウェア2.0への道】 |
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昨今のソフトウェア業界のキーワードは、オープンソースが関係しているものが多い。同時にSOA(Service Oriented Architecture)とSaaS、あるいはSOAとWeb2.0の融合が今後のトレンドとなる。 |
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SaaSベンダーは自社のアプリケーションの機能を、パートナー企業やサードパーティのベンダーが拡張可能とするプラットフォームとして提供。 |
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Web2.0企業と呼ばれるGoogle、Yahoo!などはLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP/Perl/Python)スタックをプラットフォームとしてサービスを提供。またJBossでは、Web 2.0を謳ったアプリケーション・フレームワーク「Seam1.0」を発表している。 |
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GoogleやYahoo!などが提供する各種の無料インターネットサービスとSaaSアプリケーションに本質的な違いはない。Web2.0の代表企業であるamazonやYahoo!では、商品情報データベースやオークションWebサービスを提供しているが、REST、SOAPという両方のプロトコルに対応している。 |
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オープンソース、SaaSはさらに、SOA、Web2.0というトレンドとともに絡み合いながら、これらの相互作用は“ソフトウェア2.0”というべき新たな潮流になると予想される。 |
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したがって、商用ソフトウェアベンダー、Sler、ソフトウェアハウスには、目前に迫りつつあるソフトウェア2.0時代へ向けた準備を進める必要がある。 |