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日本の建設・不動産業は国内総生産の約2割を占めるわが国の基幹産業ですが、主要な活動が国内にとどまる典型的なドメスティック産業でもあります。総人口が減少に転じ、公共投資も減少していく厳しい事業環境の中で、これまでも成長領域を求めてグローバル展開や新規事業に進出するケースもみられました。しかしながら、これまでのところ必ずしも充分な成果に結びついておりません。
また、不動産業界においても、一時はグローバルな不動産投資マネーを掴み、事業拡大を図ってきましたが、2008年の金融危機以降、多数の企業が市場からの退出を余儀なくされています。
今、日本の建設・不動産業に求められているのは、これまでの業態を維持しながら成熟化する国内市場に閉じこもるのではなく、超高齢化社会に突入する日本での新しいビジネスモデルを構築することと、世界でもトップクラスである建設技術や都市開発ノウハウを活かしたグローバル展開に果敢に挑戦することであると考えています。NRIでは、このような成熟期を迎えた建設・不動産業に対して、グローバルレベルで持続的に成長していくためのあらゆる支援を行っています。
建設業、不動産業における企業のミッションを明確にし、中長期的な成長目標を設定するとともに、そのための経営資源の活用方策も設定します。総合建設業や総合不動産業のように事業領域が多岐に渡る場合には、そのポートフォリオ戦略や、ブランド戦略の構築も支援します。
公共投資や法規制の動向を含めたマクロ事業環境、企業や個人のニーズの変化、業界各社の戦略などを精緻に分析し、建築請負事業、オフィス賃貸事業など、建設・不動産事業領域の各事業戦略を立案します。また、海外進出戦略や、顧客セグメンテーションをベースとしたよりミクロな営業戦略策定も支援します。新事業開発についても、戦略立案から事業立ち上げ支援・アライアンス支援まで、グローバルのネットワークを活用して支援します。
事業戦略の変更にともなう効率的な事業運営のための、グループ再編・組織改革・人事評価制度改革を支援します。組織体制や制度設計だけでなく、新組織や制度を定着させるための組織開発、さらには次期経営層などの人材育成支援も行います。また強固な経営体質に改善していくためのコスト構造改革、バランスシート・マネジメントなども支援します。
戦略、組織の変更だけで企業行動が変わらない場合、新事業展開、実験プロジェクトの実施などにより、抜本的な構造改革を支援します。また、顧客との接点である営業部門の行動様式の変革、社内全体の業務プロセスの改革も支援します。必要に応じて、営業改革、業務改革などのプロセス改革実現のため、管理会計や情報系システムなどの情報システム更新、そのためのシステム化計画、システム開発、システム運営も支援します。
不動産事業者のコア事業である都市開発について、その開発コンセプトの立案、開発構想・開発計画・実施計画の策定、開発ポテンシャルの評価など、都市開発事業推進のためのあらゆる支援を行います。さらに、海外の機関投資家などとのネットワークも活用して、資金調達支援、投資家勧誘支援、パートナー探索・支援も行います。
立松 博史
統括部長
コンサルティング事業本部
東京大学 工学部建築学科卒業。
専門は、住宅・建設・鉄道・不動産の事業戦略、企業再生、マーケティング・組織・人材戦略等。
事業戦略、経営コンサルティンク部長等を経て、2011年より公共経営コンサルティング部長、2013年よりコンサルティング本部統括部長に就任。
著書・発表等に、建設・不動産、金融関係等多数。一級建築士。
日本の建設・不動産事業者は、これまで国内の顧客からの高度な要求に応えながら高い技術・ノウハウを培ってきています。経営体質を改革し、グローバルで戦える経営システム、人材育成などを図ることにより、飛躍的な成長を果たすことも可能であると確信しています。私たちは、こうした信念を持ち、顧客企業とともに変革のご支援をしていきます。