サクセッション・プラン Succession Plan
サクセッション・プランとは、次世代経営者候補を早期に選抜し、育成する「後継者育成」の仕組みを指す。
サクセッション・プランとは、次世代の後継者を育成する「後継者育成計画」のことをいいます。経営上重要なポストを担う次世代の人材を決定するために、リーダーとしての資質の高い人材を早期に選抜し、しかるべきポジションに配置・登用し、育成する計画全体を指します。
選抜型育成との併用が一般的
サクセッション・プランと通常の人材育成計画との主な違いとして、以下の点があげられます。(1)重要なポジションを特定し、特別プログラムを組む、(2)早期に候補者を選抜し、プールする、(3)経営層の関与度が高い。
アメリカでは、社長をはじめ経営幹部が後継者を指名し、自らの責任において計画的に育成をするやり方が浸透しています。日本でもサクセッション・プランは普及してきていますが、主要ポストへの候補者だけでなく、ポストを特定せずに、一部の若手人材を選抜し、特別な育成プログラムを早期から受けさせる選抜型育成と併用するやり方が一般的です。育成メニューとしては、ジュニアボード(経営課題に対する提案を行う擬似役員会)や全社の中期経営計画策定プロジェクトへの参画などの施策が用いられています。
戦略と連携した育成が重要
サクセッション・プランは、経営戦略と人事戦略を関連させることが重要です。自社のミッション、ビジョン、経営戦略の明確化を行います。その上で、ポストに必要な要件設定と人材アセスメントを行い、育成・登用プランをつくります。このサイクルを定期的に運営することで、経営上重要なポストが空席になった場合でも、迅速に適材を配置し、権限と責任の空白を防ぐことができる機動性が高い組織をつくることができるようになります。(若友千穂)
| サクセッション・プランの機能 |
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(書籍発行:2008年4月) |