資本コスト/EBITDA
Cots of Capital/Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization
資本コストとは、企業が資本を調達するために必要となるコストのこと。EBITDAとは、支払利息、税金、減価償却費を控除する前の利益のこと。
企業価値は、企業全体から将来にわたって発生するキャッシュフローを現在価値に割り引くことで算出されます。つまり、将来キャッシュフローとしてEBITDAの予測値、割引率に資本コストを用いれば、企業価値を推定することが可能になります。
近年、メディア等で企業価値の向上が叫ばれていますが、安定的なキャッシュフローの増加、最適な資本構成の実現による資本コストの最小化が企業価値の向上につながると考えられます。
資本コストとは
資本コストは、企業が資本を調達し、それを維持するために必要となるコストです。通常、投資家はリターンを期待して企業に投資します。企業側からすると、資本を提供してもらった投資家に対して、その対価を支払わなければなりません。企業にとって、資本にはコストがかかっています。
資本を調達する手段には、負債と株式があります。負債での調達コストは金利、株式での調達コストは株式利回りに相当します。資本コストの算出方法には一般にWACC(Weighted Average Cost of Capital:加重平均資本コスト)という概念が用いられ、負債による調達コストと株式による調達コストを加重平均して求めます。
EBITDAとは
EBITDAは、キャッシュフローの一種です。支払利息、税金、減価償却費を控除する前の利益のことであり、企業の利益水準を表す指標の1つとして用いられています。国により異なる会計基準、金利水準、税率の影響を最小限にした利益を表しているため、企業の利益を国際比較する際にも有用です。
具体的には、営業利益に受取利息、配当金、減価償却実施額を加えて算出することができます。また、その概念の近さから、EBITDAは営業キャッシュフローの代替として簡便的に使われることもあります。(藤田要)
| WACCの定義 |
 |
(書籍発行:2008年4月) |