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経営用語の基礎知識
経営用語の基礎知識(第3版)

再生可能エネルギー Renewable Energy

化石燃料と異なり、短期間で再生する資源から得られるエネルギーを指す。原油価格の高騰、温室効果ガスの削減要請を背景に、世界的に導入が進んでいる。

 再生可能エネルギーとは、石油や石炭などとは異なり、一度利用しても短期間に再生し、減少することがない資源から生み出されるエネルギーのことを指します。資源の枯渇につながらず、温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギーとみなされる特徴があります。

エネルギーの安定確保に課題
 再生可能エネルギーは、大きく(1)自然エネルギー、(2)廃棄物エネルギー、(3)バイオマスエネルギーの3つに分けられます。
 自然エネルギーとは、自然環境の営みの中で絶えず存在するエネルギー資源であり、太陽光、風力、水力、地熱、海洋エネルギー、雪氷熱、温度差エネルギーなどが含まれます。自然エネルギーは地球上に無尽蔵にありますが、得られるエネルギー量が変動しやすいという課題があります。
 廃棄物エネルギーとは、社会生活から排出される廃棄物を原料としたエネルギー利用を指します。エネルギー源である廃棄物が安定的に確保できる一方、発電効率が低いという課題を抱えています。
 最後に、バイオマスエネルギーとは生物資源から得られるエネルギーを指し、植物を原料とした燃料製造や家畜の糞尿を原料としたメタンガス発電などが含まれます。自動車燃料に利用できるバイオエタノールやバイオディーゼルは、大きな注目を浴びています。

拡大する再生可能エネルギーの利用
 再生可能エネルギーの導入は、近年、世界的に進められています。導入が進む背景には、(1)原油価格の高騰により、エネルギーの多様化を進め、安定的にエネルギーを確保する必要があること、(2)温室効果ガスの排出量を削減する必要性が高まっていることがあげられます。
 例えばEUでは、2007年の欧州理事会で、2020年までに1990年比20%の温室効果ガスの排出抑制を進め、途上国や米国の状況に応じて30%までその目標を高めることを確認しました。その目標達成に向けて、再生可能エネルギーを2020年までに20%導入することを、法的拘束力のある目標として定めました。(小長井教宏)


(書籍発行:2008年4月)
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