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経営用語の基礎知識
経営用語の基礎知識(第3版)

プライベートエクイティファンド Private Equity Fund

未上場企業の株式に対して投資を行い、企業価値を高めた後で株式を売却し、収益を得ることを目指した投資ファンド。

 プライベートエクイティファンド(PEファンド)とは、未上場企業の株式に投資を行い、企業価値を高めた後に、IPO(株式公開)や株式の他社への売却を通じて、キャピタルゲインを得ることを目指した投資ファンドです。

投資戦略が複数存在する
 PEファンドは、投資企業の成長ステージ、投資企業への出資比率によって3つに分類できます。
 具体的には、(1)成長が期待できる新興企業の株式に対して投資を行うベンチャーキャピタル、(2)上場している成熟・衰退企業をMBO(マネジメントバイアウト)などにより買収、非上場化させ、投資先企業の経営に関わることで企業価値を向上させるバイアウトファンド、(3)一時的に業績が悪化しているものの、再建が可能と思われる企業に限定して投資するバイアウトファンドである事業再生ファンドに分類できます(下図参照)。

企業の戦略パートナーの側面も
 バイアウトファンドを中心としたPEファンドは、投資先の企業に対して資金提供、経営人材の派遣、M&A先の提供(PEファンドの投資先企業の紹介)など、企業価値向上に向けて投資先企業が必要とする機能を提供する側面も持っています。
 PEファンドは、米国ではM&Aの2割以上に関与するなど、産業再編の牽引役として高いプレゼンスを発揮しています。今後日本でも国内産業の再編が進む中、PEファンドはさらにプレゼンスを高めていく可能性があります。(竹腰俊朗)


PEファンドの投資企業と出資比率
PEファンドの投資企業と出資比率


(書籍発行:2008年4月)
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