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経営用語の基礎知識
経営用語の基礎知識(第3版)

マーケティング・ミックス Marketing Mix

企業がターゲットとする市場で目標を達成するために、複数のマーケティング要素を組み合わせること。

 マーケティング・ミックスとは、マッカーシーの4Pとしてよく知られる概念です。
 4つのPとは、製品・サービス(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つのマーケティング要素です。
 対象の製品・サービスを企画する際には、これら4つのPを決定することが必要になります。
 また、個別のPの決定だけでなく、4つのPの整合性を維持することが何よりも重要です。例えば、高価格品を値引きプロモーションする、低価格品を高級店で販売するといった不整合は避けなければなりません。

進化し続ける4P
 マーケティングに関する戦略概念、技術の高度化に伴って、この4Pの概念は進化し続けています。
 Promotion分野では、インターネットにおけるSNSやブログ、携帯電話、動画技術の活用など、より効果的なプロモーションやチャネル拡大への挑戦が進んでいます。これらは、チャネル・ミックス、メディア・ミックスという概念を形成しています。
 Price分野の最近のトレンドは、日本国内における地域別価格制の相次ぐ導入です。これもマーケティング・ミックスの具体的な事例の1つです。

5P、6Pも登場
 元来、4Pは単一の製品を対象としたマーケティング概念で、メーカーによる製品戦略としてマーケティングの理論が発展したことに起因しています。しかし、最近では、従来の4Pに人材(People)、業務(Process)などのマーケティング要素を追加し5P、6Pと呼ぶこともあります。
 一般的にはまだ浸透していませんが、すでに実務レベルで4Pを拡張したフレームワークの使用が始まっています。例えば、新規事業を検討する際には、4Pだけではなく、リソース(体制・人材等)の組み合わせ方を合わせて5Pというフレームワークを使います。
 また、金融、観光、小売などのサービス分野では、人材のサービスレベルが重要な判断基準になります。このような場合も5P、6Pといったフレームワークを使うことになります。(野田直孝)


(書籍発行:2008年4月)
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