企業風土 Corporate Culture
企業の歴史の中で形成された独特の価値観や行動様式のこと。最近では、企業風土がマネジメントの対象になってきている。
企業風土と類似の概念である企業文化は、様々な行動や思考の結果として意識的に形成されるのに対し、企業風土は無意識のうちに自然とできあがるものと考えられています。
企業風土が経営課題の1つに
企業風土は目に見えませんが、経営統合のように異なる企業同士が1つになろうとした場合、「企業風土の違い」が障害になることがあります。このような事象に伴い、昨今は企業風土がマネジメントの対象となってきており、企業風土を可視化しようとする試みや、企業風土改革の取り組みが活発に行われています。
企業風土は、企業が進むべき方向性の共有度合いと風通しの度合いで分類することもできます。経営理念や中長期経営計画が進むべき方向性を示したものであり、その策定過程や実行過程に社員がどのように関与しているかによって、いわゆる風通しのよさがわかるのです。
企業風土を改革するには
企業風土は、その企業が大切にしたい価値観を基に、価値観を体現した行動を繰り返すことによって醸成されていきます。
価値観を表現したものにビジョン・理念・社是などがあり、行動を促進する仕組みとして経営諸制度(人事制度、会計制度など)がありますが、これらを体系的に運用できるかどうかは、そこにいる人材にかかっています。経営層が経営環境に適応できる企業風土を醸成したいというリーダーシップと、それに共鳴する社員のコミットメントが不可欠です。長く生き残る強い企業は、社会から広く長く受け入れられる企業風土を持っているといえるでしょう。(中田浩司)
| 企業風土マトリックス |
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(書籍発行:2008年4月) |