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経営用語の基礎知識
経営用語の基礎知識(第3版)

コミュニティ・マーケティング Community Marketing

インターネット上で共通の関心事などから形成された「コミュニティ」を活用した新たなマーケティングの手法。

 急速に普及しつつあるインターネットなどのIT(情報技術)をマーケティングに利用する企業が急増しています。ターゲットである生活者(消費者)と企業が、双方向のコミュニケーションをとることが容易になるためです。

インターネットのコミュニティを活用
 インターネットの世界では、共通の関心事や目的の下に集まった参加者同士が形成する集団のことを「コミュニティ」と呼びますが、このコミュニティを活用した新たなマーケティングの手法が、最近「コミュニティ・マーケティング」と呼ばれて注目されています。
 1つの方法としては、すでに現実社会に存在するが、従来は捉えきれなかった比較的小さな消費者の帰属集団(例えば、趣味のクラブ、OB会、企業内のサークルなど)をネットワーク上に組織化して、ネット・コミュニティをつくり、そのリーダーやメンバーに働きかけを行う方法です。
 もう1つは、新たなコミュニティを最初からインターネット上につくり、その活動を支援していくという方法です。この例としては、様々な分野の製品・サービスを消費者が評価し、お互いに意見を交換する「価格.com」のような製品評価ウェブ・サイトや、mixiのようなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)があげられます。

企業と消費者が共同で商品開発
 かつて未来学者のアルビン・トフラーが著書『第三の波』で予言した、生産のプロセスに消費者が直接参加するという意味の“プロシューマー”も現実のものになってきています。
 企業が製品アイデアや意見などをインターネットで募集したり、ネットで公開された消費者の製品アイデアに企業が参加するなど、企業と生活者が共同で商品開発を行うマーケティングの手法に、最近、多くの企業が取り組み始めています。
 このようなインターネット上のコミュニティを活用した新しいマーケティングの手法は、まだ登場したばかりのものも多いのですが、生活者を囲い込む手法として大きな可能性を秘めています。(日戸浩之)


(書籍発行:2008年4月)
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