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経営用語の基礎知識
経営用語の基礎知識(第3版)

ビジネスモデル Business Model/Business Method

当該ビジネスが、誰に(Who)、何を(What)、どうやって(How)、付加価値を提供し、収益を得るのかが盛り込まれたビジネスの仕組み。

 ビジネスモデルとは、商品やサービスなどの付加価値の提供と、それによって得られる収益の獲得の仕組みを指します。あらゆる企業にとって、優れたビジネスモデルを構築することは持続的成長を実現するために必要になります。

ビジネスモデル特許とともに普及
 ビジネスモデルという言葉は、1980年代初頭に生み出された金融・証券業界の情報システムに関わるビジネスモデル特許(従来では特許の対象とみなされていなかったビジネスの仕組みに対する特許)がその始まりといわれています。
 1990年代に入り、IT(情報技術)が飛躍的に発展し、それを利用した新しいビジネスの仕組みが登場しました。プライスライン・ドットコムのリバースオークションやアマゾン・コムのワンクリックなどのようにビジネスモデル特許として自社のビジネスの仕組みを権利化し、保護する企業が出現したことで、広く注目を集めるようになりました。
 ビジネスモデルには、上記のようにITを利用することで特徴を出したもののほかに、相手先ブランドと販売力を活用することが特徴のOEMなど様々な形態があります。

ビジネスモデルの考え方
 まず、どのような顧客がどのような価値に対して対価を支払ってくれるかを分析し、ターゲットとする顧客を絞り込みます。次に、ターゲット顧客にどのような商品やサービスをどのような方法で提供することで、対価に見合う価値を提供していくかを具現化します。その過程では、自社の経営資源を踏まえた実現可能性、競合他社の動向を見据えた上での競争優位性、市場規模・成長性予測に基づく収益構造を明確にしながら、ビジネスモデルを構築します。
 グローバル時代を迎え、競争環境が激化する現在の市場環境では、Who、What、Howについて、企業特有の強み(コア・コンピタンス)を構築することが特に必要となります。例えば、Whoについては「コンタクトが密な関係にある既存顧客」、Whatについては「ナンバーワン/オンリーワン/世界初」など、ビジネスモデルの競争優位性を明確に持つことが、勝ち残っていく要件になるでしょう。(古賀龍暁)


(書籍発行:2008年4月)
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