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NRI金融システム事業本部
資産運用サービス事業一部長
藤田勝彦 |
T-STARの役割は大きく分けて二つあります。一つは、日本のファンドの理論価格をプライシングすること、つまり、ファンドの基準価額を算出することです。もう一つは、投資家がファンドを購入するとき「このファンドはどういう商品か」を理解するための運用報告書や目論見書を含む投資信託のレポートに記載されている分析データ(基礎数字)の提供です。ちなみに、一般投資家の皆様へのレポートとは別に、運用会社が金融庁などにさまざまな報告を行う際のレポートの分析データの提供も行っています。
ファンドの日々の基準価額の算出は、会社の決算を毎日しているようなものです。投資家が保有するファンドを売却する際には、ファンドが保有する株も債券も売り払われて投資家にお金が戻らなければなりません。そのため、ファンドを会社にたとえるなら、T-STARはおよそ3,800社のBS(貸借対照表)とPL(損益計算書)を毎日つくることで、投資家に返金する金額の基準価額を算出しているわけです。
国内利用社数8割の高いシェアを持つに至った理由は、業務のアウトソースを実現するビジネス・スキームをT-STARによって構築したことが挙げられます。運用会社にとって、約定や時価などさまざまなデータの入力作業は大きな負担となります。このバックオフィス業務を代行する日本の信託銀行5行すべてにT-STARが導入されています。言い換えれば、T-STARを導入した運用会社だけがバックオフィス業務をアウトソーシングできるわけです。
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