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味の素株式会社
常務執行役員中国本部長
前田宏一氏
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| 入社したばかりの若い頃、工場に勤務していた前田氏は、現場の人たちが問題意識を持って働いていること、一生懸命働ければ報われる、希望の抱ける職場が必要であることを身を持って知っている。それはどの国であろうと変わらない。だから「人事制度改革を行うには、どんな制度にするかという以前に、現場の人たちと目線を一緒にして練り上げていくことが必要」と語る。 |
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目指すは “China's Ajinomoto”。中国にある日本の企業“Ajinomoto in China”ではなく、中国の人たちが「私たちの会社」と心から思える企業にしていく――。2004年に味の素の中国事業の責任者になった前田氏はこのような方針を立てて、中国における味の素の「現地化」に取り組んでいきました。
「中国の人たちが、主人公意識を持って運営していける会社にしたかったのです。味の素グループはグローバルカンパニーであり、“世界の人々に信頼される、個性ある企業”を目標に掲げています。加えて、そもそもその国の人たちが一生懸命に働きたいと思える会社にしなければ、ビジネスは成功しないのです」
1991年から十数年以上を、中国(北京)、シンガポール、ベトナム、ブラジルに駐在して各国の従業員と過ごしてきた前田氏は、それぞれの国でのビジネスを順調に進めていく上で力を最大限に発揮するのも、そして、何か問題が起きたときに会社を守ってくれるのも現地の従業員であること、また彼らの力を最大限に発揮するためには、日本人が現地の従業員たちと目線を一つにしながら共に汗を流す必要があることを、身を持って経験してきました。
「だから、中国の人たちが、働けばその分きちんと報われる、そして将来に夢の抱ける会社にしたいと考えました」
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