さらにJALでは、2006年1月にNRIのアグリゲーションサービスを活用して国際線予約サービスを拡張した「『もっとも安い運賃』検索サービス」の提供を開始しました。これは、お客様がJALのWebサイト上で搭乗区間と往路/復路の出発日付を指定すると、検索時点で残席があるもっとも安い運賃の便に絞り込んで案内し、その予約を受け付けるというものです。このサービスは、基幹システム(AXESS)とWeb(XML)間のインターフェイスを変換、ビジネスロジック部分にNRIのアグリケーションサービスを利用することで実現しています。これは、JALの基幹システム管理を担っているJALグループの情報システム企業である株式会社JALインフォテックとNRIの連携の元に構築されました。
「とはいえ、この「『もっとも安い運賃』検索サービス」の構築に関しては、他のサービスと異なり、バックエンドの基幹系システムとの連携が必要であること、さらには国際線の運賃体系が非常に複雑であることなどから、この体制で開発がうまくいくのかと危惧する声が社内にあったのも事実です」と、伊沢氏は明かします。というのも、それまでNRIはJALの基幹系システムについてのノウハウを一切持っておらず、また運賃等の航空業務についての実績もさほどなかったという事情がありました。
これに対し伊沢氏は、ここに至るまでのJALのWebシステム構築におけるNRIの多大な実績、特にその高度なシステム構築力や柔軟性の高さを重ねて強調し、社内の了解を取ることにこぎつけました。「結果的には、基幹系システムとのインターフェイスはもちろん、困難だと思われた国際線の運賃体系についてもNRIの方々は熱心に学習し、スムーズかつ迅速にシステム構築を完了させることができました」と伊沢氏はNRIの取り組みを高く評価します。
その後もJALでは、2006年3月に、中国国内で使用する携帯電話からSMS(ショートメッセージサービス)を利用して、JAL中国路線の運航状況をリアルタイムに閲覧できる「JAL中国線SMS運航情報サービス」、さらに2006年7月には、海外のホテルの一括検索および予約に加え、「JALワールドプレイガイド」「オクトパストラベル」「みゅう観光ツアー」という3つのサイトに掲載されている世界70カ国、約3,000種類の観光、観戦、観劇チケットが検索できる「観光&観戦観劇一括検索」といった、NRIのアグリゲーションサービスをベースに構築された新サービスの提供を相次いで開始しています。
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