News Release
2012年5月9日
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:増谷 洋、以下「NRIセキュア」)は、秘密分散技術※1を用いて、データを国内の複数のデータセンターで安全に分散保管するクラウド型データ管理サービス「SecureCube / Secret Share(セキュアキューブ シークレットシェア)」に、複数企業間で使える“ファイル共有機能”を追加し、本日から提供を開始します。 また、「世界分散ストレージサービス※2」でも、同新機能を提供します。
新機能を備えた「SecureCube / Secret Share」は、以下を実現します。
想定される用途としては、複数拠点間で共有するファイルサーバー、複数企業間での情報共有(取引先との受発注などのデータ交換(EDI的)業務、企業間で頻繁に機密性の高い情報(例、設計図など)をやり取りする業務や、共同開発案件のように、幾つかの企業等で情報を共有しながら更新する業務など)が考えられます。
「SecureCube / Secret Share」の価格は、利用アカウント数とストレージ容量によって算定されますが、本機能の追加による追加費用は発生しません。
NRIセキュアでは、ファイル転送サービス「クリプト便※3」を提供していますが、この新機能追加により、安全、安心で安価な企業間情報の交換や共有が、ほとんどのビジネスシーンで実現可能になると考えます。
Microsoft、Windows Azureは、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。

本サービスでは、データを保存すると、そのデータを複数に分割して、各分割片を複数のデータセンターに保管します。分割する際に秘密分散技術を用いることで、ひとつの断片だけでは元情報の一部分すら推測できないようになっています(これを情報の無意味化と呼んでいます)。万が一、ひとつの断片が流出してファイルのセキュリティは確保されます。
このほかにも、例えば、データセンター毎にパスワードが異なり、ひとつのデータセンターがハッキングされても、別のデータセンターに被害が及ばないような設計にし、システム管理者や運用者のアクセスも限定されたネットワーク経由で、許可がないとできず、しかもログが取得されるなど、運用面でのセキュリティにも気配りがされています。
オンラインストレージサービスの多くは、データの預け入れ場所となるサーバーが一ヵ所です。その場合、セキュリティ上のリスクが高いだけでなく、災害に対するリスクも大きくなります。本サービスでは、お客様サイドのPCやサーバーでファイルを分割し、各断片を預け入れ先のデータセンターに直接預けます。閲覧時は、データセンターから直接ダウンロードして復号します。
本サービスでは、秘密分散技術を用いることで、前述した情報の無意味化に加え、ひとつの断片が不足していても元ファイルが復元できるような冗長化機能を提供しており、ひとつのデータセンターが災害などでダウンしても残りの断片で復号できるようになっており、高い事業継続性が担保されます。
ファイルの保存や編集などの操作は、普段から使い慣れているWindowsそのもの。ユーザーは改めて使い方を覚える必要なく、保存したいファイルを特定のフォルダに入れるだけです。ファイルは自動的に分割され、複数のデータセンターに分散保存されます。保存したファイルを開く時も、フォルダ内のファイル名をダブルクリックすれば、自動的に分割片が集まり、ファイルが復元され、そのまま編集することもできます。さらに、バックアップソフトなど既存ツールも従来通り利用可能です。