NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:増谷 洋、以下「NRIセキュア」)は、秘密分散技術※1を用いて、データを国内の複数のデータセンターで安全に分散保管するクラウド型データ管理サービス「SecureCube / Secret Share(セキュアキューブ シークレットシェア)」に、複数企業間で使える“ファイル共有機能”を追加し、本日から提供を開始します。 また、「世界分散ストレージサービス※2」でも、同新機能を提供します。

新機能を備えた「SecureCube / Secret Share」は、以下を実現します。

1.複数企業のユーザー間での情報共有が簡単に
ファイル共有機能は、インターネット接続環境にあれば、どこからでも利用可能です。ユーザーのアクセス権(読み取り専用、読み書き可能)をフォルダ単位で設定できるため、複数企業間での情報共有の手段として、あるいは共同作業をするためのデータ授受に関して、セキュアな環境を提供できます。
2.専用サーバーを設置することなくサービス利用可
物理的なサーバーを設置することなく、本サービスの特長である強固なセキュリティ、高い可用性、簡単操作はそのままに、物理的に離れた拠点間や複数企業間のファイル共有、グループワークなどが安全、容易かつ安価に行えるようになります。
3.大容量データ交換にも対応
データサイズは、Windows(OS)で扱える上限まで可能なため、企業間での情報共有でしばしば問題となる巨大なファイルも共有できます(通信環境により制限が生じる場合があります)。データの更新時に、別の共有ユーザーへの通知機能を有し、全共有ユーザーがデータ更新されたことを把握することができます。さらに、Windowsでは一部のアプリケーションでしかできなかったファイルの排他制御機能を有しており、グループワークに最適なものとなっています。

想定される用途としては、複数拠点間で共有するファイルサーバー、複数企業間での情報共有(取引先との受発注などのデータ交換(EDI的)業務、企業間で頻繁に機密性の高い情報(例、設計図など)をやり取りする業務や、共同開発案件のように、幾つかの企業等で情報を共有しながら更新する業務など)が考えられます。

「SecureCube / Secret Share」の価格は、利用アカウント数とストレージ容量によって算定されますが、本機能の追加による追加費用は発生しません。

NRIセキュアでは、ファイル転送サービス「クリプト便※3」を提供していますが、この新機能追加により、安全、安心で安価な企業間情報の交換や共有が、ほとんどのビジネスシーンで実現可能になると考えます。

※1
秘密分散技術
ひとつの分割片だけでは、元情報の一部分すら推測できないように元ファイルを複数のファイルに分割する"情報の無意味化"機能と、分散片がひとつ不足しても元ファイルに復元できるようにする"冗長化"機能を併せ持つ技術。物理的に離れた異なるデータセンターに分割片をバラバラに保管することで、仮にひとつのデータセンターから断片が流出等しても元データは一切推測できないようにできる。また、ひとつのデータセンターがダウンしてもサービスは継続されるため、広域災害対策としても有効。
※2
世界分散ストレージサービス http://www.nri-secure.co.jp/service/global/gss.html別ウィンドウで開きます
Microsoft社の「Microsoft® Windows Azure™ Platform」を利用してデータを全世界に分散させて管理するサービス。一方、「SecureCube / Secret Share」は、日本国内で分散管理するサービス。
※3
クリプト便 http://www.nri-secure.co.jp/service/crypto/別ウィンドウで開きます
インターネットを介して安全に電子ファイルの交換を行うサービス。強固なセキュリティが確保された環境で提供されるWEBメールサービス。「SecureCube / Secret Share」が蓄積型の情報共有であり、グループワーク等に適するのに対し、クリプト便は、より手軽に情報を安全に送ることができる。

【ニュースリリースに関するお問い合わせ】

株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 坂、海藤
TEL:03-6270-8100 E-mail:

【サービス品に関するお問い合わせ】

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 SecretShare事業部 森本、田中
http://www.nri-secure.co.jp/service/cube/secretshare.html別ウィンドウで開きます
TEL:03-6274-1055 E-mail:

Microsoft、Windows Azureは、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。


【ご参考】

「SecureCube / Secret Share」の他企業間とのデータ共有イメージ
「SecureCube / Secret Share」の他企業間とのデータ共有イメージ
  • (1)保存したデータは、分割されて、複数のデータセンターに保存されます。
  • (2)分割され、保存されたデータは、必要な時に、簡単な操作により瞬時に集めて復元できます。
「SecureCube / Secret Share」「世界分散ストレージサービス」概要
1. 強固なセキュリティ

本サービスでは、データを保存すると、そのデータを複数に分割して、各分割片を複数のデータセンターに保管します。分割する際に秘密分散技術を用いることで、ひとつの断片だけでは元情報の一部分すら推測できないようになっています(これを情報の無意味化と呼んでいます)。万が一、ひとつの断片が流出してファイルのセキュリティは確保されます。

このほかにも、例えば、データセンター毎にパスワードが異なり、ひとつのデータセンターがハッキングされても、別のデータセンターに被害が及ばないような設計にし、システム管理者や運用者のアクセスも限定されたネットワーク経由で、許可がないとできず、しかもログが取得されるなど、運用面でのセキュリティにも気配りがされています。

2. 高い可用性

オンラインストレージサービスの多くは、データの預け入れ場所となるサーバーが一ヵ所です。その場合、セキュリティ上のリスクが高いだけでなく、災害に対するリスクも大きくなります。本サービスでは、お客様サイドのPCやサーバーでファイルを分割し、各断片を預け入れ先のデータセンターに直接預けます。閲覧時は、データセンターから直接ダウンロードして復号します。

本サービスでは、秘密分散技術を用いることで、前述した情報の無意味化に加え、ひとつの断片が不足していても元ファイルが復元できるような冗長化機能を提供しており、ひとつのデータセンターが災害などでダウンしても残りの断片で復号できるようになっており、高い事業継続性が担保されます。

3. 簡単操作

ファイルの保存や編集などの操作は、普段から使い慣れているWindowsそのもの。ユーザーは改めて使い方を覚える必要なく、保存したいファイルを特定のフォルダに入れるだけです。ファイルは自動的に分割され、複数のデータセンターに分散保存されます。保存したファイルを開く時も、フォルダ内のファイル名をダブルクリックすれば、自動的に分割片が集まり、ファイルが復元され、そのまま編集することもできます。さらに、バックアップソフトなど既存ツールも従来通り利用可能です。


当リリースに掲載されているあらゆる内容の無断転載・複製を禁じます。すべての内容は日本の著作権法及び国際条約により保護されています。
Copyright (c)2011 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
Inquiries :