2012年4月19日
株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:嶋本正、以下「NRI」)は、このほど、英国のソフトウェア企業であるMicrogen Plc(マイクロジェン ピーエルシー、本社:ロンドン、CEO:David Sherriff、以下「Microgen社」)との間で、日本市場におけるMicrogen社製品の販売・導入に関する戦略的アライアンスについての契約を締結しました。
これによりNRIは、Microgen社が金融機関向けに提供する財務・会計データ管理ソリューションMicrogen Accounting Hub(以下「MAH」)と高機能アプリケーション開発プラットフォームMicrogen Aptitudeの二つの製品について、日本国内における独占的なパートナーとして活動します。
■海外大手金融機関が15社以上導入、国内導入が見込まれる各種規制への対応にも優れる
MAHおよびMicrogen Aptitudeは、会計や流動性リスク管理のソリューションとして、欧州、北米、アジアの銀行・証券・生損保など大手金融機関に15社以上導入されており、大量かつ多様な取引データの処理能力の高さと安定性で、高い評価を得ています。
今後日本国内で導入が見込まれるIFRS※1、バーゼルIII※2、ソルベンシーII※3等の規制に、金融機関が対応していくためには、財務管理や会計業務とリスク管理の整合性を向上させることが重要となります。NRIは、国内大手金融機関がこれらの規制対応策を導入するにあたって、円滑な対応を支援するため、今回の契約を結びました。MAHおよびMicrogen Aptitudeは、海外大手金融機関への導入実績が豊富であることと、ユーザーが使いやすいGUI(Graphical User Interface)を備えていること、将来ありうる規制等の改定や集計分析軸の変更等に柔軟に対応できることを、評価しました。
■多様なデータの集計単位を設定できる点が特徴、管理会計など経営管理にも活用可能
MAHおよびMicrogen Aptitudeは、個別の取引や契約明細といった細かい単位はもちろん、顧客別・部門別・商品別・チャネル別等、ユーザーが自由に設定した集計単位での、データの管理が可能です。リスクやコスト等の付加情報と、会計情報を組み合わせた計数報告が容易にできるため、財務会計だけでなく管理会計や経営管理にも活用されています。
さらに、財務報告の各数値について、その基となる個別取引データにまでさかのぼって内容を確認できる“ドリルダウン機能”により、財務報告に求められる水準の高い透明性が確保できます。ユーザーは、画面上のボタンをクリックするだけで、順次詳細レベルにさかのぼって確認できるので、簡単かつ速やかに検証することが可能です。
MAHを導入する際には、基盤としてMicrogen Aptitudeが必要です。Microgen Aptitudeは、データマネジメントや業務プロセスマネジメントのツール、ビジネスルール開発基盤としての単独利用も可能です。
NRIは、Microgen社と連携して、国内の金融機関に対し、MAHおよびMicrogen Aptitudeの導入・設定支援や、日本語によるサポートを展開していきます。規制の導入状況によりますが、今後5年で10社への導入を目指しています。
上記以外にも、NRIの金融機関向けソリューションへのMAHおよびMicrogen Aptitudeの導入や、コンプライアンスや規制変更対応に関するコンサルティングサービス、データマネジメント関連サービスにおけるMicrogen社との連携も検討していきます。
詳細は、Microgen社のウェブサイトをご覧ください。
(http://www.microgen.com/uk-en/company/patents-and-trademarks
)
● Microgen社について
Microgen 社は、1974 年に設立され、1983 年にロンドン証券取引所に上場しました。グローバルな大企業をはじめとする企業向けに、各種のソフトウェアを開発、提供しています。製品のパフォーマンスの高さと、顧客業界に対する深い業務知識により、導入企業においてスピーディーに投資効果を実現しています。
Microgen社の代表的な製品であるMicrogen Aptitudeは、大量の取引やデータの処理を高速で実行する際の基盤となるもので、金融サービスやデジタルメディアのような、複雑な料金体系等のビジネスルールが適用される業界において、利用されています。
同社の財務・会計データ管理ソリューションであるMAHは、Microgen Aptitudeをベースに、IFRSのテンプレート(標準的なデータ処理方法)を持ち、複数の会計基準で仕訳が可能な会計処理エンジンや、金融商品の処理に強みを持つデータモデル/データベース等から構成されています。勘定系等の上流システムから、そのままのフォーマットで取込んだ取引データ等をシステム内で標準化し、会計処理を実施します。その財務・会計データをデータベースに格納の上、顧客が自由に設定するフォーマットで出力するという処理を行います。この一連の流れを通して、財務・会計関連データのフローとストックの一元的な管理を可能とします。