2009年12月16日
野村総研(上海)咨詢有限公司
株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)の中国現地法人である野村総研(上海)咨詢有限公司(以下「NRI上海」)は、2010年以降の中国の新しいICT戦略として位置づけられた「物聯網(IOT:Internet of Things)」を推進する標準化委員会へ、国務院の承認(2009年11月)を受け参加することになりました。この委員会への日系企業の参加はNRI上海が初めてであり、外資系企業ではノキア、シスコシステムズに次いで3番目となります。
「物聯網」はユビキタスネットワーク戦略の総称で、日本や米国の動きに対応し、2009年8月、温家宝首相の指示(※1)に基づき立案されました。現在、中国国務院、国家発展改革委員会(NDRC)、中国工業信息化部(MIIT)が、標準化委員会において推進するための枠組みづくりや2010年以降の実行計画の策定に着手しています。NRI上海は、同委員会への参加を通じて中国におけるユビキタス社会実現に向け、日本の経験も踏まえ政策立案等への助言をおこなっていきます。
「物聯網」は中央政府のみならず、地方政府や大学・研究機関さらには民間企業を含む産官学による社会実験を含む大規模なプロジェクトとなりつつあり、その例の一つとして実験都市の指定(※2)があります。この実験都市の指定を通じて「物聯網」の社会基盤としての実証実験や「物聯網」を核とした新産業拠点の整備が進められています。また、「物聯網」は2010年2月に開催される中国の全国人民代表大会でも、環境・エネルギー問題と同じ重要議題として取り上げられることも決定しています。
NRI上海は、中国のユビキタス戦略「物聯網」への支援を通じ情報通信分野等における日中連携を促進するとともに、日本企業の中国展開の支援を行っていきます。(※3)
また、NRI上海は、2010年1月に中国の情報通信研究分野における有力な大学である北京郵電大学と共著で「感知中国」という書籍を中国で刊行、日本の技術や事例等も紹介していく予定です。
上海では、この「物聯網」に関わるセミナーを開催します(2009年12月25日(金))。
詳しくは、http://consulting.nri.com.cn/topics/index.phpをご覧ください。
野村総合研究所が100%出資する現地法人として2002年7月に設立。在中国の日系企業向け事業戦略立案、市場攻略戦略立案、組織・人事制度改革等を支援、また日本の経験を活用した地域開発政策や産業政策立案などのコンサルティングを中国政府(中央政府、地方政府)向けに展開している。北京に支店(分公司)がある。