2009年6月30日
株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、会長兼社長:藤沼彰久、以下「NRI」)は、自己拡張可能なマークアップ言語の一つであるXML技術を活用した保険会社向け「約款※1作成支援システム」に、契約者に配布する「しおり約款」※2の作成業務を効率化する「しおり約款作成支援機能」を追加し、2009年7月1日に販売を開始します。
保険業界は、2010年に予定されている契約者保護の規定を強化する保険法の改正に伴って、保険商品をわかりやすく説明するために、約款の大幅な見直しが急務となっています。約款改定では関連する文書が複数あり、条項の追加や削除が非常に複雑なため、人手に頼る作業ではスピード、効率性、正確性などに限界があります。
NRIはこうした問題を解決するため、保険会社向けに「約款作成支援システム」を2009年2月より提供しています。「約款作成支援システム」は、NRIが2008年11月より提供開始しているデジタルコンテンツ管理ソリューションのひとつで、XML技術を利用した文書作成ソリューション「Contents Expert※3 / XML Assist」を基盤としています。
一方、保険商品ごとに作成されるしおり約款には、複数の特約に関する約款情報を記載する必要があり、新しい商品を発売する都度、人手での改定作業が必要でした。今回追加した「しおり約款作成支援機能」を利用することで、ユーザーはマスター約款から任意の約款、特約を画面上で選択して「しおり約款構成情報」を作成し、指定した構成に沿ったしおり約款を自動生成することができ、手作業によるミスを防止することができます。また、関係する約款や特約に変更が生じた場合にアラートが一覧表示され、しおり約款への反映漏れを防ぐことができるため、担当者の業務負荷を軽減すると同時に作業の正確性・品質が向上します。その他、契約者に配布されるという点を考慮して、ルビの追加や表の挿入といった、読みやすくするための機能も用意しています。
NRIは今後、コンテンツ管理基盤ソリューション「Contents EXpert」を幅広い分野へ提供していきます。また、「Contents EXpert」をNRIグループのシステム基盤ソリューション「GranArch(グランアーク)」※4の「コンテンツ管理基盤ソリューション」中核製品のひとつとして、企業の情報資産管理・利活用を推進するためのさまざまな付加価値を提供し、競争力のある企業情報システムの構築を支援していきます。
![[図] しおり約款作成支援機能を活用した作業ステップ](/news/2009/090630/090630-1.gif)
![[図] 約款作成支援システム、しおり約款作成支援機能導入前/後の業務フロー比較](/news/2009/090630/090630-2.gif)