NEWS RELEASE
インターネットユーザーのIDに関する意識についてアンケート調査を実施
〜 ユーザーの9割以上がID・パスワードを複数のサイトで併用 〜

2009年6月11日
株式会社野村総合研究所

 株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、会長兼社長:藤沼彰久、以下「NRI」)は、2009年3月に、全国の16歳以上69歳以下の男女を対象に、インターネットで使用するID※1とパスワードに関する意識について、インターネットアンケート調査を実施しました。その結果、インターネットユーザーのID・パスワードに関する実態や意識について、大きく3つの傾向があることがわかりました。

【インターネットユーザーの9割以上がID・パスワードを複数サイトで併用】
 ID・パスワードを設定する際、「いくつかのID・パスワードの中から選んで設定する」とした回答者が66.7%を占めました。「ひとつに統一する」という回答(25.8%)と合わせると、9割以上の回答者がID・パスワードを複数のサイトで併用していることがわかりました(図1)。

【IDを使ってログインするサイト数は平均13.4、記憶可能なID・パスワード数は平均3.1組】
 IDとパスワードを使ってログインするサイト数を利用頻度別に聞いたところ、「ほぼ毎日使うサイト」は平均6.7サイト、「たまに使うサイト」も平均6.7サイトで、これらを合わせると、インターネットユーザーがIDとパスワードを使ってログインするサイト数は平均13.4という結果になりました(図2)。また、「IDは持っているがほとんど使わないサイト」(平均5.8サイト)を加えると、その数は平均19.2サイトとなります。
 サイトの種類別に見ると、Webメール、ネットショップ、ネットバンキングが使用頻度の高いサイトとなっています(図3)。
 また、インターネットユーザーが確実に記憶できるID・パスワード数の平均は3.1組となり、ログインするサイト数とのギャップが見られます(図4)。

【9割以上のインターネットユーザーがID・パスワードの登録に負担や抵抗を感じている】
 インターネットのサイトでID・パスワードの登録を途中でやめた経験については、「よくある」が12.8%、「たまにある」が78.9%と、9割以上が登録を途中でやめた経験があります(図5)。理由としては、「入力項目が多かった」(57.9%)、「教えたくない情報を求められた」(56.7%)、「わざわざ入力するのが面倒だった」(43.7%)といった項目が挙げられ、登録が負担となっている、あるいは登録しなければならない内容に抵抗がある状況がうかがえます(図6)。

 今後のID・パスワードの登録について聞いたところ、「増やしたくないが増えてしまうと思う」が58.5%となっており、インターネット上でサービスを提供するには、ID・パスワードの登録の負担を減らす工夫が必要になっていくと考えられます(図7)。

 NRIは、成熟したID社会の実現に向けた提言のひとつとして、「2015年のIDビジネス〜1枚のカードで自販機から公的認証まで〜」を東洋経済新報社から2009年5月に出版しました。また、OpenIDファウンデーション・ジャパン等の認証プロトコル標準化団体を通じての啓発活動も展開しています。これらの活動や、ID連携・活用ソリューション「Uni-ID(ユニアイディー)」※2の提供を通して、NRIは安全かつ利便性の高い情報ネットワーク社会の実現に貢献していきます。

※1 ID(アイディー)
個人を識別、把握する情報。本アンケート内では「IDコード(識別子)」を意味している。
※2 Uni-ID(ユニアイディー)
企業内および複数の企業間におけるID連携・活用を実現するソリューション。企業は Uni-ID を利用することで、既存の Web アプリケーションに大幅な改修を行うことなく、OpenID 2.0 など現在急速に普及が進むID連携仕様に対応した次世代 Web サービス基盤を構築できます。
さらに Uni-ID は、IDを扱う上で極めて重要となる情報セキュリティに関して、監査証跡の記録をはじめとする管理機能や、ログインの際の高度認証への対応、そして信頼できるサービス同士での安全なデータ交換など、数多くの先進的な機能を搭載することで、安全かつ自由な情報ネットワーク社会の実現に貢献します。
詳しくはhttp://uni-id.nri.co.jp/をご覧ください。

【ニュースリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 墨屋、上野
TEL: 03-6660-8370 E-mail:


【ご参考】


調査概要
 
調査名 「個人情報に関する調査」
実施時期 2009年3月13日〜17日
調査方法 NRIのインターネットリサーチサービス「TrueNavi」によるアンケート調査
対象 「TrueNavi」の調査モニターで、全国16歳以上69歳以下の男女
回収サンプル数 1,000件
注: 調査結果の数値は、平成17年国勢調査の人口比率と性別・年齢分布が一致するようにサンプルを調整して算出したものです。

図1: ID・パスワードの設定方法 (N=1,000)
図1:ID・パスワードの設定方法

図2: 自分のIDでログインするサイト数 (N=1,000)
図2:自分のIDでログインするサイト数

図3: ID入力が必要なサイトの種類別・利用頻度 (N=1,000)
図3:ID入力が必要なサイトの種類別・利用頻度

図4: ID・パスワードの記憶可能数 (N=1,000)
図4:ID・パスワードの記憶可能数

図5: インターネットのサイトでのユーザー登録を途中でやめた経験有無 (N=1,000)
図5:インターネットのサイトでのユーザー登録を途中でやめた経験有無

図6: インターネットのサイトでのユーザー登録を途中でやめた理由 (N=918・複数回答)
※  「インターネットのサイトでのユーザー登録と途中でやめた経験」が「よくある」「たまにある」と答えた人のみ回答
図6:インターネットのサイトでのユーザー登録を途中でやめた理由

図7: 今後のID所有に対する考え方 (N=1,000)
図7:今後のID所有に対する考え方


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