NEWS RELEASE
オープンソース・サーバ基盤「OpenStandia」(オープンスタンディア)
の提供を開始

〜オープンソースを活用したインフラ構築の信頼性と効率を大幅に向上〜

2005年8月26日
株式会社野村総合研究所

 株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、社長:藤沼彰久、以下NRI)は、Apache、JBoss、MySQLなどのオープンソースを組み合わせて信頼性の高いシステムインフラを実現するための、推奨アーキテクチャーやパラメータ設計、構築/テスト手順書などを体系化した、オープンソース・サーバ基盤「OpenStandia」(オープンスタンディア)を開発しました。本年9月より「OpenStandia」の導入支援サービス、保守サポートサービスの提供を開始します。

 NRIは、2003年にオープンソースソリューションセンター(OSSC)を設置し、様々なオープンソース・ソフトウェアの機能や性能、信頼性、セキュリティなどの検証や、オープンソース・フレームワーク「Altostratus」(アルトストレイタス)の開発、提供を実施してきました。オープンソース・ソフトウェアは商用製品と比較しても遜色ないレベルに達しており、企業システムを構築するうえで重要なコンポーネントとして認知されてきています。NRIは、今後ますます高まる企業のニーズに応えるために、「OpenStandia」を提供し、オープンソース・ソフトウェアの活用推進に取り組んでいきます。

「OpenStandia」を利用することで、以下のようなメリットがあります。
プロジェクトごとに、個別に基盤設計を行う必要がなく、各種ドキュメントも予め提供されるため、作業を大幅に効率化できます。また、必要な部分は個別にカスタマイズ可能です。
NRIにて、機能、性能、信頼性、セキュリティなどについて既に検証済みの構成であること、また実績も多数あることから、品質の高いシステムインフラを構築することが可能です。
オープンソースを活用することで、イニシャルコスト/ランニングコストを抑えることができます。
「OpenStandia」に含まれる各オープンソースについては、NRIがワンストップでサポートサービスを提供します。

 「OpenStandia」は、NRIグループのIT基盤ソリューション「GranArch」(グランアーク)の中核ソリューションのひとつとして、オープンソースを活用したシステムインフラの設計・構築支援や、保守サービスなど、総合的なサービスを提供します。
 「OpenStandia」は、今後もリッチクライアント対応、情報分析基盤機能の提供、EJB(Enterprise JavaBeans)3.0対応など、順次拡張していく予定です。


<JBoss社ワールドワイド・チャネル担当バイスプレジデントTom Cooper様からのコメント>
 日本で初のJBoss社プレミアサービスパートナーであるNRIは、ミッションクリティカルなシステムに対してマーケットでのリーダーとして早い時期からJBossの導入を進めています。「OpenStadia」のソフトウェアスタックには、高品質かつ生産性の高いシステム開発に対するNRIのさらなるコミットメントを見て取ることができます。JBossのサポートサービスを含めた「OpenStandia」の登場によって、アジアパシフィック地域におけるオープンソースの普及に大きく貢献することを期待しています。

<MySQL社様からのコメント>
 MySQL ABは、NRIによる「OpenStandia」の導入支援サービス、及び保守サポートサービスの提供開始を歓迎します。「OpenStandia」にMySQLを選択したことで、低コスト、高信頼かつ、高性能のエンタープライズシステムを、より効率よく開発することが可能となるものと期待しています。




【製品・サービスに関するお問合せ先】
野村総合研究所 情報技術本部 オープンソースソリューションセンター E-mail:ossc@nri.co.jp

【ニュースリリースに関するお問い合わせ先】
野村総合研究所 広報部 日下部、野村 TEL:03-6660-8370 E-mail:kouhou@nri.co.jp


<参考資料>

1.オープンソース・サーバ基盤「OpenStandia」(オープンスタンディア)の構成と特徴
オープンソース・サーバ基盤「OpenStandia」(オープンスタンディア)の構成と特徴


(1) Apache、Struts、Tomcat、JBoss、MySQLなどのオープンソース、及び商用DBMSなどを組み合わせたサーバ基盤を提供します。これはNRIにて既に検証済みの構成です。
(2) 単なるミドルウェアの提供ではなく、以下のようなシステムインフラとして求められる事項について基盤設計を実施しています。設計の結果を、オープンソースのパラメータ設定として、又は「Altostratus」(アルトストレイタス)として実装しています。
・トランザクション制御(データの一貫性を保障)
・流量制御(システムが過負荷状態になるのを防止)
・タイムアウト制御(異常トランザクションを強制終了)
・耐障害性設計(障害時の待機系サーバ切替処理など)
・セキュリティ設計(不正アクセス防止、監査証跡の記録など)
・ジャーナル記録(障害調査のための情報の記録など)
・拡張キャッシュ機能(ビジネスロジックの結果をキャッシュ、性能向上)
(3) サーバ構築手順、テスト手順、運用手順など、各種ドキュメントを提供します。



2.「GranArch」(グランアーク)について
「GranArch」(グランアーク) NRIグループのIT基盤ソリューションの総称。
 「GranArch(グランアーク)」は、NRIグループがこれまで培ってきた基盤ソリューションの集大成として位置づけられ3つのカテゴリ「トランスフォーム ソリューション」、「セキュリティリスクマネジメント ソリューション」、「IT基盤マネジメント ソリューション」に分類された、合計86のソリューションによって構成されます。現在、これらのソリューションを組み合わせ、お客様の関心の高いITテーマ「レガシーメインフレームマイグレーション」、「個人情報漏洩対策」を切り口とした「サービステーマ」の提供を併せて開始。企業の競争力を強化するIT基盤の構築をサポートします。


3.「Altostratus」(アルトストレイタス)の主な機能
主な機能 概要説明
EJB呼び出し機能 Strutsから、ビジネスロジックとしてEJBを実行できるようにします。面倒なEJB呼び出しの手続きを隠蔽し、Strutsのパラメータへの記述だけでEJB呼び出しを実現します。これによりトランザクション制御などのEJBのメリットを容易に享受することができます。
画面分割機能 メニューや、ヘッダー、フッター、メイン画面など、画面を複数のパーツ(Tile)に分割して開発することを可能とします。画面だけでなく、それに関連したビジネスロジックも分割できるため、アプリケーションの部品化が可能となり、再利用性や保守性の向上を実現します。
画面キャッシュ機能 画面分割機能によって分割されたパーツ(Tile)ごとに、設定により画面をメモリ上にキャッシュさせます。更新頻度が低い部分(Tile)をキャッシュさせることで、システム全体の性能を向上させます。
コードテーブル機能 小規模なマスタテーブルなどをメモリ上にキャッシュします。また、キャッシュしたデータの画面表示を支援する機能を提供します。
流量制御機能 サーバリソース(CPUやメモリ)の状態を常に監視し、リソースが足りなくなる前にリクエストの受付を制限します(流量を絞ります)。システムが過負荷状態によりダウンすることを防止します。
アクセスログ拡張機能 WebサーバへのInput/Outputデータを、アクセスログとして記録し、後で障害調査や監査証跡として使用できるようにします。従来のHTTPアクセスログだけでは、取得できなかった情報まで取得可能です。稼動統計データ(サーバ内保留時間など)の記録、ビジネスロジックへのInput/Outputの記録も行います。


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