参考:『これから情報・通信市場で何が起こるのか IT市場ナビゲーター』
(東洋経済新報社)
掲載日:2007/09/03
![]() 毎日必ずチェックしている、お気に入りのブログがいくつかあります。ニュースもブログ形式のサイトで見ることが多くなりました。新聞は……あまり読まなくなった気がします。このままいくと、ブログはマスメディアに取って代わってしまうのでしょうか? ブログの台頭によって 情報伝達の構造が変わる 国内でブログを開設している人がどれだけいるかご存知でしょうか。 NRIの2006年の調査では1000万人以上、このうちブログを頻繁に更新する人の割合を約200万人と見込んでいます。ブログ一つの記事量を仮に500文字とすると、全ブログで更新される文字量は1日およそ10億文字になります。 一方、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌といったマスメディアで働いている人は約30万人(事業所統計に記載されている従業員数から推計)。文字メディアの代表格である新聞の場合、1日に発行される主要25紙(全国紙5、ブロック紙3、地方紙17)の合計文字数は、NRIの推計によればおよそ1000万字です。 ということは、ブログとマスメディアとの間には、作り手の数、発信する文字量ともに、何倍もの差があることになります。専門家の手によって発信される情報に比べ、ブログは、品質や信頼性、人々への影響力などの面で劣るかもしれませんが、優れた考察や最新の情報を発信しているブログも数多くあります。 これまでの情報伝達は、情報を発信する側とそれを受けとる側が明確に分かれている、という構図で成り立っていました。しかし、インターネットや個人メディアの台頭、中でもブログの発展によって、情報の伝達構造は大きく変わろうとしています。メディアが発信し、個人が受信するという社会的情報伝達構造は崩れ、ブログに代表される個人メディアが、社会全体での情報受発信メディアとして、今後は大きな存在感を発揮していくでしょう。 参考:『これから情報・通信市場で何が起こるのか IT市場ナビゲーター』 (東洋経済新報社) 掲載日:2007/09/03 |